信濃三十三番札所巡り 第8番西明寺

西明寺は戸隠街道にあり所在地は長野市小田切塩生甲3074です。長野市街地から小田切ダム脇の細く急な上り坂を10分くらい上がって行くと入口の案内看板が見えます。ここからは歩いて向かいます。

通りの入り口付近から見上げた景色

夏も盛りの時期なので雑草がかなりの勢いで生い茂っていました。ゆっくり眺めていたいのですが、少し立ち止まると蚊が寄ってくるので、じっとはしていられません。

本殿を見上げる

本殿は山の斜面からせり出すように作られています。土台になっている石垣はかなり古いもののように見えます。

正面からの画像です。山の斜面に建っているので見上げることしかできません。
本殿を右側から見た画像

正面右側から本殿に上ることが出来ます。周辺の草は刈られていました。入り口にはこんな像が鎮座しています↓↓↓神社ではないので狛犬という訳でもないでしょうし、どのような意味があるのでしょうか?

こんな像が鎮座しています。
もう一つあります。表情がちがいますね。

本殿正面に上がってみました。

ガラス張りですが一部ガラスの貼っていない所からちょっと覗いてみました。↓↓↓

いつも覗いて写真を撮るのですが、失礼にならないのかどうか心配です。結局は撮ります。

ご本尊を拝観することが出来ました。千手観世音菩薩がご本尊です。山号である「時頼山」は鎌倉幕府五代執権を務めた北条時頼が自ら名付けたと伝えられています。寺名の「西明寺」は、病を得て執権の座を退いた時頼が出家して名乗った「西明寺入道」にちなむものだそうです。一説には入道が堂宇を建立し、千手観音をまつった開基ともいわれてます。嘉永5年(1852)、地元で学問や手習いを教えていた塩入離惣太という人が私財を投じて2キロほど山中より現地に移転。以来、塩入氏が代々堂宇を引き継ぎ、観音堂は村人たちの拠り所として親しまれてきたと伝えられています。

現代では私財を投じてお寺を建てることなどなかなか無いですね。昔のお金持ちのレベルは現代と比較にならない高いものだったか、よほど信仰が深かったのでしょう。

本堂から見下ろす

本堂から見下ろした景色はこんな様子です。山の中です。それでも周辺には集落があってそこで暮らしている人がいらっしゃいます。お寺は地域の皆さんに守られています。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次