信濃三十三観音札所巡り 1番法善寺

ひょんなことから信濃三十三番札所の一つを訪れ、それまではその存在さえも知らなかった札所に興味が湧いたので、その全部を巡ってお参りしようと思い立ちました。その1番目になる法善寺は、長野県東筑摩郡麻績村麻上町にあり、JR聖高原駅から車で約5分ほどの距離にあります。

札所巡りの意義だけは押さえておきたいと思い調べてみると・・・

札所巡りの巡礼とは聖地・霊場を参拝することで、観音巡礼は観世音菩薩に出会う旅を指すようです。三十三観音霊場は、718年に大和長谷寺を開山した徳道上人が、病で仮死状態のときに冥途の入り口で会った閻魔大王から『三十三観音霊場を作り人々を救うための巡礼をすすめなさい』と告げられたことに始まるそうです。

札所になっているお寺にはそれぞれ縁起や伝承があって、本尊さまにまつわる多くの物語があるそうです。札所は、二つとない本尊さまとご縁を結ぶ場所であり、日常の世界から非日常の旅に出て観音様と出会うことで自分自身を見つめ直し、素直な気持ちで祈ることで清らかな心になる自己再生の旅が観音巡礼であるとのことでした。

さてこの法善寺は奈良時代に奈良興福寺の末寺(まつじ)として創建され、江戸時代には徳川三代家光から十三代家定まで年八石を賜る御朱印寺として将軍家の保護を受けていたのだそうです。由緒あるお寺です。

駐車場は広く不自由は有りませんでした。境内に入るときれいに整備された庭が目に入ります。とても立派なお寺でした。厳かな気分でお参りして帰ります。

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